ここではBlueLagoonのスクリューとトリムタブについてご紹介します。

山中湖は標高が高く空気が希薄なため、特に夏季キャブのセッティングが難しく立ち上がり加速に悩まされました。ogaoga達はこのボートで色々なトーイングプレイをするため立ち上がり加速が重要なのです。特にシングルのウォータースキーでogaogaのような重量級が上がるのが大変だったのです。ということでいろんなスクリューを試してみました。その結果たどり着いたのが2速ペラのpower2です。
このpower2というのは遠心力で自動的にペラのピッチが6inch変わるという優れもののプロペラなんです。ですから立ち上がり加速では低ピッチでぐんぐん加速し、プレーニングに入る頃高ピッチにシフトしてトップスピードもばっちりという具合です。
オリジナルのペラはアルミDia14×Pitch23inchというものが付いていたのですが、全くマッチせずすぐに21inchに落としたんですがこれでもだめで、結局19inchを常用にしてウォータースキー専門時には17inch!を付けていたんです。でもそうするとオーバーレブするんで気を使ったんですよね〜。そんな時現れたのがこの救いの神power2。ステンレス14-1/4×19で低ピッチ時はナント13inchです。これで立ち上がりのストレスは一気に解決したのでした。
こんな素晴らしいペラですが、高いのが珠に傷。定価22万円です。とてもぶつけられないんで別な意味で気を使っちゃいます。でももうこのペラは手放せない。

別な角度から撮った写真です。こちらの方がpower2の外観が分かり易いかな?えっ?排気はどこから出るのかって?ごもっともな質問です。排気はプロペラハブと黒いキャップみたいなものの隙間から!出るのです。結構強引な設計ですよね。

キャップを外したところです。ハブの中にはバランスウェイトがあって1枚1枚の翅はこのバランスウエイと軸で繋がれています。で各翅はハブに対して自由に捩じれるのです。で写真ではチョット見にくいのですが、プロペラ軸にスプリングが入っていて、このテンションを調整する事でシフトタイミングを調整できるのです。ですから調整の際には付けては走り走っては上架して調整しという手順なんで、結構手間がかかりました。

横から見るとスプリングが良くわかるでしょう。皆さんに体感してもらえないのが残念です。ちょうどスクーターのスペーシーの様なグィーンクーンといった2段の加速を味わえるんですよ。もし体験してみたい方がいらっしゃいましたら是非ogaogaまでご連絡下さい。

もともとこのクラスのランナバウトにはトリムタブが付けられている事は希です。重心も低いしボトム形状で吸収してしまっている場合も少なくありません。たたBlueLagoonは前述のpower2を付けたので反トルクが多くてどうしても傾いてしまうのです。ナントTRITONだけじゃなくてBlueLagoonも傾いていたのでした!ogaogaのボートは傾くのが宿命なんですね。
で何とかしようという事でトリムタブを付ける事になりました。でも誰も付けてくれないから結局自分で付けちゃうんですよね。もともとトリムタブの取り付けを考慮していないハル形状だったのでアクチュエーターの取り付けには苦労しました。メーカーまで問い合わせて特注の短いアクチュエーターを注文したり、取りつけ方向を逆にしたりとなかなか大変でした。
最近ウォータースキーとウェイクボードに本腰入れはじめて、やはり正確なスピードメーターは必須と悟ったogaoga。ということで来春にはトーナメント用のスピードメーターを取り付ける予定です。請うご期待。